うれしい飛行機〔3554〕2013/01/07
2013年1月7日(月)晴れ!
今朝は松山。愛媛県の流通業の合同新春懇親会。愛媛のほとんどの流通業の方や、そこに納入する全国のメーカー、ベンダーが集まりますき、それはそれはすごい人数。今朝やってきて、それに出席しちょいて、今は飛行機の上。松山空港から東京へ向かいよります。
高知~東京便の景色は、もう、飽きるほど見ちょりますが、このルートに乗ることは、メッソ、ありません。ですきになかなか新鮮。美しい瀬戸内海から四国山地を越えて太平洋方面へと飛ぶ飛行機の眺めは、素晴らしゅうございました。
写真は、その飛行機の窓から撮影したもの。四国山地上空。翼の下、遥か向こうに太平洋も見えます。飛行機のエンジンの丁度真下辺りに、白いものが見えます。頂上部分を平に切り取った山。その平な部分が白く見えます。あれが鳥形山でしょう。
昨年6月10日、不入山へ登った際にご紹介した、石灰の山、鳥形山。もともと標高1459.7mあったという美しい、そして鳥が羽を広げたような威容を誇った山は、今は、石灰石の採掘で、広大な頂上を持つ不思議な形の山になってしもうちょります。こうやって、飛行機からでも、その形が確認できるほど。
あれが鳥形山やとすると、その手前、頂上がちょっと白い山が不入山でしょうか。深山幽谷の山、藩政期は御留山で、一般人は入る事のできなかった山、不入山。いらずやま、と読みます。また、たつくりに行ってみたい山のひとつ。
さて、飛行機。
今日の、この飛行機、なかなかにうれしい飛行機。何がうれしいかと申しますと、とにかく、赤ちゃんが多い。普通、飛行機に赤ちゃんが乗っちょっても、1機に1人とか2人とか、多くても3人とか、そんな感じやと思います。
今日、割合早めに搭乗して、出発準備が整うがを待ちよりますと、次から次へと、赤ちゃんを抱いたお母さんが乗り込んでくるではありませんか。しかも、それぞれ、全然関係ないひとたちにかありません。これは賑やか。
もちろん、赤ちゃんだけではなくて、そのお兄ちゃんお姉ちゃんも居りますので、かなり楽しい。
この飛行機は、一列に座席が6脚。小生の列には赤ちゃんが1人。前の列には、なんと3人。どうやら偶然にかありません。その前の前の席にも、後方にも、その後方にも赤ちゃん。おりこにしゆう赤ちゃんも、泣き始める赤ちゃんも。
隣に座っちゅうおばちゃんが、「将来が楽しみよねえ」と、おっしゃっておられましたが、まことにその通り!
少子高齢化社会を迎え、閉塞感が横溢するこの社会。明日の活力は、このような赤ちゃんから生まれることは間違いない。生命の力は、赤ちゃんから。今日の機内のような風景が日本のあちこちで、どこででも見れるようになったら、どんなに素敵でしょうか。
そう言えば、かの、文化人類学者の梅棹忠夫さんが、終戦直後、大陸からの引き揚げ船の中で、船の甲板におびただしいオシメが干してあるのを見て、何故だかわからないが、これで日本も大丈夫、と思った、という話を思い出しました。
実に実に、久々に、何故だかわかりませんが、うれしくなってきて思わずニヤニヤしてしもうた、飛行機でした。