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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

台湾島の成り立ちと地震〔7659〕2024/04/04

台湾島の成り立ちと地震

2024年4月4日(木)曇り

台湾で地震。このところ、大きな地震が多いね。ちょっと、気になります。

今回の震源域界隈では、過去にも大地震が幾度も発生。1999年9月の地震では、2000名を超える犠牲者を出しています。そのメカニズムは、なかなか複雑。フィリピン海プレートとユーラシアプレートの複雑な関係が原因となっているようです。

まず、Googleマップで見てみると、こんな感じ。この衛星写真で、「フィリピン海」と書かれている色の濃い菱形の部分が、概ね、海洋プレートの「フィリピン海プレート」ですね。で、その左上の陸上プレートが「ユーラシアプレート」。

 

僕らの住む西日本では、そのユーラシアプレートにフィリピン海プレートが沈み込み、その沈み込む海溝、トラフでプレートがズレることによって、南海地震、東南海地震、東海地震が発生します。

今回の台湾地震の震源域は、この、フィリピン海プレートの肩の部分。ここは、極めて複雑な動きをしています。沖縄本島から与那国島に至る諸島の南では、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込んでいます。ところが、台湾の花蓮以南では、ユーラシアプレートがフィリピン海プレートの下に沈み込んでいる、と見られています。

1999年台湾地震後、東京大学地震研究所が発表した論文主旨が、これ。そして、2013年に中国地質学院地質研究所の分析で、そのプレートの動きが証明され、台湾島形成のメカニズムが明らかにされた、とのこと。

 

台湾って、九州くらいの島やけど、その地形は驚くほど急峻。僕は、40年前の大学生の頃、友人と台湾を自転車(現地の修理屋で買った中古のママチャリ)でまわったけど、その旅行の最終盤、花蓮から太魯閤溪谷文山温泉へと、そのママチャリを漕いで行ったのでした。未舗装の狭い道で、長い長いトンネルの中が真っ暗で怖かった。その渓谷はとんでもなく険しい峡谷で、大雨で増水した直後の谷川沿いの温泉がとてもデンジャラスだったこと、覚えてます。今は立派な道路が通る観光地になってるみたいです。玉山の標高は富士山より高い3952m。その険しい山々を形成しているのが、ユーラシアプレートのフィリピン海プレートへの沈み込みだった、という訳だ。今回の地震報道では、その太魯閤溪谷でもかなりの被害がでている模様で、気になるところです。

 

どんな地球の営み、プレートの運動で、花崗岩主体で軽い陸上プレートが、玄武岩主体で思い海洋プレートに沈み込んでいるのかは、僕にはわかりません。しかし、その特異な動きが、台湾という険しい地形の島をつくり、屡々大地震を発生させている、という構造は、なんとなくわかりました。

フィリピン海プレートは、比較的新しくて小さな海洋プレート。今回、その西端で地震が発生しました。それが北端の南海トラフに影響を与えるのかどうなのか、といったことはは、わからない。今朝の記事では、琉球海溝での地震誘発の可能性についても書かれていました。

 

明確にわかっているのは、まだまだ地球のこと、地震のことはわかっていないということ。

能登の地震や台湾の地震が教えてくれるのは、そんな事実。


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