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哺乳類としての本能と、路地〔4696〕2016/02/23

哺乳類としての本能と、路地

2016年2月22日(火)雨

雨が降ると、路地をたつくりたくなる。なりませんか?
路地には雨がよく似合う。思いませんか?
昔から、日本の街には縦横に路地。木造平屋建ての住居が多い日本の街の路地は、狭くて優しい。江戸時代、そんな街中の路地には、狭い中でも鉢植えなどの草花が並べられ、優しい空間をつくりあげていた、と言います。

昨日の夜は久々に会社から走って帰りました。で、今朝は雨やったので、バスで出社。宝永町のバス停から空港バスに乗り、高知大学農学部前で下車して徒歩20分。良い出勤でした。

写真は、宝永町。バス停に向かう途中、雨やったので、ついつい立ち寄って撮影してきました。宝永町の路地。
この路地は、かつて、電車通りと、1本南の道路をつなぐ路地でした。路地の両脇には木造2階建ての長屋が建ち、住居であったりお店があったり。それはそれは昭和の匂いのする路地でした。2012年5月に焼けてしまうまでは。
そう。雰囲気抜群の路地は、2012年5月の火事で焼けてしまいました。今は、南の一部が残るのみ。それでも一部がこのように残っちゅうので、時々、その懐かしい風景を思い出しにやってくるのであります。特に、雨が降ると。

この路地で思い出すのは「高知のぬかるみ探検隊」。この探検隊の話は、以前に何度も書きました。南はりまや町にあった、依存症の皆さんのパラダイス「亀寿」をホームにして、市内各所の、ここはどんな人がやって来るのだろう、と思えるような、一度嵌ったら抜けられないような、そんな「ぬかるみ」のお店を探検する「高知のぬかるみ探検隊」。
その探検隊史上、最高のぬかるみが、この路地にありました。いや、ホント、すごかった。

そんな懐かしい宝永町のぬかるみも、今はもう、焼けてなくなりました。昭和は遠くなりにけり。
お店で飲んで、トイレは外の長屋の一角へ。むき出しの小便用朝顔と、懐かしい和式トイレが、いつも、裸電球の下にたたずんでいた。
あの、探検隊の日も、雨だった。
結構ガイに降る雨。傘をさしてトイレに行くと、もう、びしょ濡れになった、あの路地。

このにっこりひまわりで初めてご紹介したのは、2005年5月10日。もう、11年も前か。そうそう。こんな佇まいでした。もちろん舗装はされちょらず、雨が降ったら、それこそぬかるみがあちこち。
その後、2010年8月12日にも、南側から撮影してご紹介しちょります。
焼けてしまう直前、2014年4月11日にも撮影しちょりますね。これは貴重な写真だ。その日に撮った写真と同じ場所の地面にカメラを置いて撮影したのが、今日の写真。
向こうに見える明かりは電車通り。手前の雨に濡れる砂利道の両脇には、今も、往時を偲ばせる木造2階建てがそのまま残る、奇跡のような風景。

路地。
人間は、広い清潔な場所よりも、ごちゃごちゃした路地の方が落ち着く。これはもう、恐竜の時代に狭い穴に隠れて過ごした初期哺乳類の遺伝子を受け継いじゅうものに他ならないと、私は信じます。哺乳類としての本能。
雨が降ると、そんな本能が、路地へ路地へと導いてくれるのかも知れません。


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