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北の山々〔4010〕2014/04/08

北の山々

2014年4月8日(火)晴れ!

今日も良いお天気。昨日ほどではないですが、夜明け前の空には夏の星が輝きよりました。さそり座も、東から徐々に南の方角へと移動してきております。間もなく、東の空には秋の星々が輝き始めます。

ここは物部川。会社の裏手から遡上していった土手の上。その橋は戸板島橋。ズームを効かせて撮影しちょりますので、遠くの山がくっきりと見えます。

特徴的な容姿の山は、しゅっとわかります。その、乳房のような形状の山が御在所山。平家の落人伝説に彩られる信仰の山、御在所山(1079m)。その右手の彼方に見える山。これがどの山なのか、ずうっと気になりながらも結論が出ちょりません。こないだまで、あの尖った山は白い雪を冠っちょりました。ですきに、標高はかなり高い。たぶん、四国山地の主脈か、それにつながる山。
Googleの地形図で見てみますと、大磯の平、井地山、口西山と繋がる連山を、縦に見たところのようにも見えます。あの、独立峰のように見える山は、こちらから向こうに連なる連山を縦に見たもの。そう考えると、山の左側が切れ込むように下がっちゅうがが説明できます。白髪山とかですと、三嶺へつながる稜線があるので、あんなに左側が下がらない。

もしその連山だとしますと、あの左側に白髪山、そしてその左、御在所山に隠れて三嶺が聳えちゅうはずです。こないだの日曜日も山には雪が降ったにかありませんが、もう、かなり融けてきちゅうはず。そろそろ私にも登れる状況になっちゅうのではないかと思います。ああ、登りたい。

で、あの山の右側が槇山川、左側が上韮生川、ということになります。大栃で合流し、物部川となって、この目の前に流れてきちゅう訳です。
あの界隈はいざなぎ流の里。NHKとかでもご紹介されたので、最近、ちょっと注目を熱めちゅういざなぎ流。土着の陰陽師として残る、日本古来の民俗を伝える貴重な習俗。
いつも引用する、平凡社の「高知県の地名」から、その、いざなぎ流について書かれちゅう内容をご紹介しますと。
巫女・博士・陰陽師・修験・神道的要素が混在し、中世的な民間信仰である。平家の落人がもたらしたと伝えられるが、外来の信仰が土着のものと融合しつつ形成されたものであろう。中略
祈祷の内容は亡魂を神霊化させるミコ神祭、一族先祖神を祀る御先祭、山ノ神を鎮める大山鎮め、日月を祀る日月祭、病人快癒や憑物落しの祈祷、熊や猪の霊を鎮める熊鎮め、害虫封じ祈祷など、神仏のほか狩猟・杣・大工・畑作までに及ぶ広範なものである。後略

とにかく、様々な流派があり、様々な祈祷やお祀りが行われてきた、ということがわかります。今も、いざなぎ流の太夫さんは、少ないながらも残ちょりますが、後継者の問題など、この、日本にとって貴重極まりない民俗が残るかどうかの瀬戸際になっちゅうのが、今です。
高知県立歴史民俗資料館などが、調査、収集、保存の活動を進めております。今度、5月24日25日と、大栃やべふ峡などを会場にして「神々と精霊の物語ーいざなぎ流祭文の世界ー」と題した催しが行われます。シンポジウムや史跡巡り、いざなぎ流の神々の御幣製作など、興味深いメニューが目白押し。ご興味がございましたら、ぜひ、お申し込みください。主催は「いざなぎ流と物部川流域の文化を考える会」さんで、歴民などが共催。
香美市役所まちづくり推進課 地域づくり支援員の矢野さんが窓口になっちゅそうです。yanokei56@gmail.comですね。

高知の山深い集落。それこそが、高知を高知たらしめてきた原動力。その、山々から集落が消えつつある今。その先に、幸せな国土があるとはどうしても思えません。日本は輸出型の産業が栄える大都市のみで、幸せになるのでしょうか。そんなことは有り得ない、と思うにつけ、山々の営みが絶えずに残り、栄えて行くのにはどうすれば良いのか、難問が目の前に横たわります。


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