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春雨と月形半平太〔3997〕2014/03/26

春雨と月形半平太

2014年3月26日(水)春雨

静かな春の雨。音も立てずに降り続けます。ここは、いつもの野市、上岡八幡宮さん。桜咲く参道を春雨が濡らします。
春の雨と言えば月形半平太。
月様、雨が・・
春雨ぢゃ。濡れて参ろう・・・・
新国劇、月形半平太の、あまりにも有名な台詞ですな。この月形半平太はもちろん創作戯曲ですが、モデルとなったのは武市半平太でもあります。そして、演じたのはもちろん我らが沢正、沢田正二郎。高知県出身で、新国劇の創立者。彼の理想は「演劇半歩主義」。つまり、「片足を民衆の中に入れ、次の片足を芸術の世界に踏み入れる」という、まあ、大衆演劇ではあるが、ちっとは芸術性もある、という劇団を目指した訳です。

明治25年に土佐郡秦泉寺村で生まれた沢正、早稲田を卒業した後、新劇の世界に足を踏み入れ、紆余曲折を経て新国劇を創立。しかし、東京での旗揚げは大失敗で、11名の団員を連れて関西へ。そこで、まあ、何でもやったにかありません。大衆に受ける演劇なら何でも。そうこうするうちに独自のスタイルが確立、そしていよいよ大ヒット作が生まれた訳です。
「月様、雨が・・・」の月形半平太、そして「赤城の山も今宵限り〜」の国定忠次。いよ!ニッポン一!
で、関西でおさめた大成功を引っさげて上京。で、「大菩薩峠」の机龍之助やら「坂本龍馬」やらでヒットを連発、大人気役者にしてプロデューサーに上り詰めた沢田正二郎。
38歳で急逝しますが、その人気は不滅でございました。

そのきっかけとなったのが「月様、雨が・・・」「春雨ぢゃ。濡れて参ろう。」
しぶい。
カサブランカのハンフリーボガードのように、男がピカピカの気障でいられた時代。ああ。

演劇の中では、月形半平太は男前の長州藩士。維新の志士、という設定。そこに京の芸妓さんが絡んで繰り広げる活劇。初演は京都明治座。京都で、京都が舞台の作品を演じて好評を博した訳です。劇団付きの作者、行友李風の作品。敵味方入り乱れ、愛憎が錯綜し、スリスとサスペンスに満ちたストーリーと沢正のかっこよさで、大当たりになった「月形半平太」。

ところで気になったので、あの、食べ物の「春雨」をウィキペディアで見てみますと、「春雨とは、緑豆やジャガイモやサツマイモから採取されたデンプンを原料としで作られるアジアの乾麺である。」とあります。アジア各国にありますが、これに、その見た目から「春雨」と命名したのは日本だけ。昭和になってからの命名なので、月形半平太の時代には、そんな名前の食品はありませんでした。

では、春雨とビーフンの違いは。
これは、まあ、ご存知の方も多いと思いますが、ビーフンは米粉から作られちゅうがですな。中国南部発祥で、漢字でかいたら「米粉」ですき。これを台湾辺りの読み方で「ビーフン」。私は、ビーフンの方が好きです。

昨日ですか。高知では桜満開宣言。とは言え、まだ、場所によってはまだこれから、という感じ。この週末がお花見のピークでしょうね。お天気が良くて暖かかったらエイですけんどね。
春雨が降るたびに、季節は夏へと進んでゆきます。


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