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明治16年、追手筋小学校では〔3669〕2013/05/02

明治16年、追手筋小学校では

2013年5月2日(木)快晴!

良いお天気。
今日も、公文豪さんの「土佐の自由民権」に描かれちゅう話から。

ここは高知市の中心部。今朝の追手前小学校跡地。この3月、145年の歴史に幕を閉じた小学校は、今、解体工事が始まりました。ご覧の様に窓枠が外され、校舎の取り壊しが始まったところです。かなり痛々しい。

明治5年、成章学舎を母校として、高知街連合公立小学校という名前でスタート。明治9年、追手筋小学校となりました。丁度その時代。
土佐には、自由民権運動の風が吹き始めました。薩長を中心とする明治新政府に対し、土佐の人々は、土佐の人らしい対処をし始めました。そのひとつが自由民権運動。
しかし、中央集権の力を強めようとする政府は、露骨に弾圧を始めたのもこの時代。そういった権威主義的権力主義的なやり方は、土佐人が最も嫌うところですよね。象徴的な事件が、ここ、追手筋小学校を中心にして起きたのは、民権派弾圧の勢いが強まった明治16年。

明治13年から、高知市近郊の小学校で、「奨励試験」というがが行われたそうです。いわゆる学力テスト。で、やり方は、「教員と学務委員の民主的協議」に基づいて実施しよりました。
ところが明治16年。土佐郡長の島村安度という人物が、この奨励試験を職権で強攻。あろうことか、反対した学務委員と、ここ追手筋小学校教員全員と南街小学校教員全員を免職にしたのでありました。土佐人が、これに黙っちゅう訳はない。
近郊の小学校の教員は、一斉に辞職。子供達の教育は、民権結社各社の有志がやったそうですね。

この大混乱に、県令が島村郡長を更迭して、やっと事態が収まったという話。どっかの市と違うて、高知では、関係町村が一致して反発、どうにもこうにも収集つかんような大混乱になった訳で、そういった力が、上からの強権に勝ったという事件です。

う〜ん、この内容、実に、どっかで聞いたような話。教育とは何か、ということを考えさせられます。少なくとも、一部の政治家が、自分の思い込みで突き進んで良いものではない。やはり、現場のことは現場と一緒に考えながらやっていかんと、思い込みやイメージだけでどうこうして良いものではない、というのが教育でしょう。

まあ、それもありますが、土佐人としては、こういった強権発動みたいなことには従う訳にはイカンかったがでしょうね。みんなが同じ方向へ走っていくことを嫌い、押し付けられることを嫌がる土佐人。
そんな土佐人面目躍如の事件が、ここを舞台にして繰り広げられた訳です。そんな歴史をもつ小学校も、もう、なくなってしまいました。

こんな、メッソ知られちゃあせんようなエピソード満載で勉強になる「土佐の自由民権」は、県下書店で好評発売中。ぜひ、ご家庭に1冊!


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