こっから潮江用水が始まります〔2518〕2010/03/08
2010年3月8日(月)曇っちょりますね、今日も
今日は月曜日。明日はまた雨になって、木曜頃は結構冷えるような予報になっちゅう高知県地方。季節は行ったり来たりであります。
高知県下では、もう田植えが済んじゅう所もありますが、会社の近所や高知市内は、今、田んぼの準備をしゆうところが多いですね。
昨日、潮江用水の探検をお届けしました。潮江地区は、かつては田んぼも多いのどかな地区やった訳ですが、住宅が立ちこめてきまして、近年は田んぼも少のうなりました。
が、昨日の雪太郎さんのように、立派なハウスをつくって質の高い技術で質の高い葉もの野菜をつくったりされゆう農家さんが、いまでもキチンといらっしゃるのも潮江地区ながです。
昨日ご紹介できんかった潮江用水の重要な地点を、追々ご紹介していきたいと思うちょりますが、今日は神田に用事があったので、潮江用水のホントの出発点を撮影してきました。ここは、石立十字路から南へ行って、神田川を渡った南岸を東へ行った所。川の中に、このように空気を貯めて膨らます方式の堰がありまして、ここから汲み上げられた川水が、左手、道路脇の水路になってこっから出発しちゅうがです。大水の時とかは、あの堰も空気が抜かれて水をスムーズに流すようになるそうです。
何で、こんな上流から、筆山と鏡川の間の狭い場所を抜けて潮江まで、わざわざ用水を引かんといかんかったか。それは、鏡川は、柳原橋の上流の堰まで汽水で、塩分が混じるきでしょう。で、たぶん最初は筆山よりもっと東の、山からの水だけで田んぼをしよったがやと思いますが、それぢゃあ足りんかったがでしょう。で、その次は、たぶん、吉野から流れ出る吉野川から取水しよったと思われますが、あの川では水量が足らんかったがやないろうかと推測します。で、その次に、こっから豊かな水量の神田川から取水、昨日の写真の場所で吉野川の下を通過させ、天満宮の南を抜けて潮江方面へとキレイな水を流したがやないろうかと考える訳です。違うちょったらすみません。が、しかし、用水をずうっと辿ってみよったらなんとなく解ってきますよね。先人の知恵と努力はすごいもんです。