彼岸花の参道〔2353〕2009/09/24
2009年9月24日(木)秋晴れ!
今日も秋晴れ。真っ青な空が広がる美しい高知県。
ここは今朝の野市。最近香南市になった野市の、日の出直後の風景。真っ青な秋空に赤い彼岸花が映えて、何とも言えない風情になっちょります。
この彼岸花で彩られた参道をまっすぐ行くといつもの上岡八幡宮。こんもりした森の中に鎮座しちょります。クロガネモチの巨木と、安政大地震でここまで津波がやってきたことを伝える碑のあるところが、通常の参道入り口。が、しかし、そこからこのように畑の真ん中を突っ切ってまっすぐに参道があるのであります。利用することは今は無い参道。
普段はそこが参道やったことはわからんですが、今の季節、そこにこのように彼岸花が咲いてレッドカーペットになっちゅうので、参道ということ判ります。
一番手前のトーテムポールのような日本の柱は、上部が無いなった鳥居の足。こうやって撮影してみると、何となく不思議な雰囲気を醸し出しちょります。
ここから左を眺めると、空港のレーダーとか管制塔とかがしゅっと近くに見えます。物部川の西岸の家々も、しゅっと近くに見えます。
今、物部川の本流はここを流れよりますが、昔はもっと西が本流やったにかありません。本流と支流が入り乱れる肥沃な土地やったことでしょう、この界隈。
現在本流になっちゅう部分がもっと小さい支流やった頃、その西と東は同じ集落でした。ですきに、この上岡八幡宮の氏子さんは川を挟んで東西に広がっちゅうのであります。
そう言えば、この物部川の河口部、南国市久枝の一部に、対岸の吉川村、現在の香南市の飛び地があります。あれも、本流がもっと西やった頃の名残ながでしょうか。香南市は、物部川の西にも存在しちょります。