地上1階の高知駅、今日で店じまい〔1776〕2008/02/25
2008年2月25日(月)今日も晴れ!
そんな訳で、今日は地上1階の高知駅、最期の日。この、子供の頃から慣れ親しんだ高知駅も、今日で店じまい。右端に僅かに見えゆう、くじらドームとかいう新名称の、高架の駅が、明日から営業を始めるのであります。
写真は、朝7時発の南風4号が、岡山に向こうて発車しゆう場面。撮影場所は、駅の南北をつないじゅう仮の歩道橋の上。この歩道橋も、明日から通れんなるそうです。
南風4号は、ヂーゼル特急特有の白い排気ガスをはきながら、重厚に重厚に高知駅を旅立っていきました。もう、明日からこの風景を見ることはできんなると思うたら、ちくと感傷的になりますね。
こんまい頃は鉄っちゃんやったひまわり太郎、この駅舎にも、その前の駅舎にも、妙に愛着があります。おそらく、大正13年に高知日下間の鉄道が開通したがに合わせて開業した高知駅は、ずうっと現在の場所にあったがやと思います。駅舎は何度か建て替えられたでしょうけんど、たぶん場所は現在地。それが、明日からは、ちくと北に寄った高架の駅舎に移ります。
このホームや今の駅舎、しばらくしよったら取り壊される予定。まあ、当然ですが。で、駅前広場が整備されていくのであります。バスターミナルとかは駅の北側にできるみたいですね。今まで、駅の北はなんにも無い、「駅裏」でした。汽車に乗るには、歩道橋をてくてくと渡って、南の正面へ廻らんといかんかったですきね。それが今回の高架の完成で、北からも南からも駅に入ることができるようになります。駅の北は、もう既に変貌著しいですけんど、これからどうなっていくがかが楽しみですね。
高知駅の姿は、このにっこりでもびっしりぎっちりご紹介してきました。この風景は今日で見納め。今度は、新駅舎の姿もご紹介します。新駅舎、願わくば、都会に良くあるような機能的やけんど殺風景なものにはしたらイカンですな。高知らしい、のったりまったりほのぼのした、空と風と海と山の香りのする駅にしたいですね。