三宝山の地層、ミンミン蝉〔843〕2005/08/06
2005年8月6日(土)晴れ
今日は南国です。南国工場前の物部川では、今日もたくさんの釣り人たちが鮎釣りにいそしみよりました。釣れゆうでしょうかね。
で、その河原から北東を眺めると、四国山脈から南へ、平野に突き出した三宝連山を見る事が出来ます。その先っぽにある山が、以前にもご紹介した三宝山(さんぽうざん)。お昼の時間、車でちょこっと登ってきました。
このてっぺんには一昨年まで「三宝山スカイレスト」というレストランがありまあして、それに併設して博物館みたいなのがありました。写真の、西洋のお城みたいなやつがそうです。
今は、頂上少し下のところで大きな門が閉められ、この頂上に立ち入ることは出来んなっちょります。
写真の、頂上少し下にむき出した地層は、何度かご紹介した、2億数千万年前の中生代初期に生物が堆積した石灰岩。世界中の大陸がまとまって一つの超大陸「パンゲア大陸」を形成しちょったのが古生代ペルム紀末期。で、その大陸のなかの「テチス海」で、生物が生活し、死骸が底に積もって石灰岩などの地層を形成しました。そしてペルム紀末に生物の大量絶滅があり、パンゲアは、徐々に分裂を初めて、今の地球の姿に向かって大陸は移動を始めたのでありました。
この写真の地層はその頃のもの。地球の偉大さを実感できますね。
と、車を下りて写真を撮ったりしよりましたら、今年初めて聞く合唱が耳に入ってきました。ミンミン蝉の大合唱。街中で聞こえる蝉の声は殆どがクマゼミやったので、かなり新鮮な感じがして、しばらく聞き入ってしまいました。