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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

隆起した更新世段丘の美しい風景〔7267〕2023/03/09

隆起した更新世段丘の美しい風景

2023年3月9日(木)薄曇り

今朝は、仕事で安芸方面。朝、7時過ぎの国道55号線は、結構混んでますねー。で、ここは穴内。と、申しますか、正しくは「大平」集落。国道の、国虎うどんの北側。国道走ってると、国虎うどんの上にこんな集落が広がっているなんてのは想像できんけど、山の上に、更新世段丘の広い場所があるのでした。以前にも書いたことのある、美しい場所。

この十字の場所くらいから撮影しました。標高は60mちょっと。地形分類図で見るとこうで、更新世段丘であることがわかります。

 

更新世ってのは、約260万年前から1万年前の時代。その終焉の頃は人類も暮らしていて、つい最近のことやね。恐らくは、その更新世の終わり頃に浅海底で堆積してできた地層。それから海水面が少し下がったとは言え、標高60mというのは、海水面下降だけではありません。地盤の隆起。

南海トラフの地震のたび、高知県は、室戸と足摺が隆起して高知市界隈が沈降する、ということを繰り返してきました。その隆起で、室戸から安芸にかけて、更新世段丘が形成されている話は、以前にも書きました。で、室戸と足摺に近いほど隆起幅が大きいので標高が高い段丘。室戸では150mを超える段丘があり、田野町の大野台地は80mくらいで、ここ穴内の段丘は60m。八流で50mで、赤野の段丘が30mから20m。

この標高見ると、南海トラフ地震による「隆起」は、概ね八流から赤野の界隈で終わっている、と、推測できます。僕の推測なので、間違うちょったらごめんなさい。

 

室戸足摺の隆起と高知市界隈の沈降。このメカニズムは、正確には解明されてなくて、諸説あるようです。以前、こんなことエラゲに書きました。300万年前に西へ動き始めたフィリピン海プレートによってできたシワシワだと。ただ、実際はそんな単純なことでもないようで、地学ってやっぱし難しい。

 

それはそうとして、この南に、高知東部自動車道がつくられてます。まだ、この段丘部分の工事は始まってないみたいやけど、安芸のインターの工事はやってますね。赤野も、始まってます。

願わくば、この美しく静かな風景に影響しないような、そんな道路にして欲しいね。この数万年の営みの中でできた、美しい風景に。

 

さあ、仕事を始めよう。


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