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神話の島〔5023〕2017/01/15

神話の島

2017年1月15日(日)晴れ!

そんな訳で、淡路島。昨夜は、じゃのひれアウトドアリゾートという、淡路島南端の入江に面した施設で勉強会。そして懇親会。コテージに泊まりました。様々な活動、取組。とても勉強になりました。
夜になると、淡路島と言うのに、途中から雪が降り始めたではないか。それも、強風の中。冷やいと言うたち。シビコオる。
で、今朝は、道路もあちこち冠雪やら凍結やらで、なかなか怖いことになってました。

しかし、せっかく淡路島の南端へ来たなら、どうしても行ってみたいところがあったのであります。どうしても。そう。沼島。ぬしま。
古代史マニアの方ならわかりますよね。古事記の冒頭部分。この国が生まれて行く描写のなかで、一番最初に出現するのがオノゴロ島。そのオノゴロ島は、沼島ではないか、という説があるんですね。これはもう、行かん訳には参らん。

古事記は、様々な神々が出現する様子から、始まる。で、「国稚(わか)く、浮かべる脂(あぶら)の如くして水母(くらげ)なす漂(ただよ)へる時に、」という状態になり、神々が生まれて行く。
そして、遂に、「伊耶那岐(いざなぎ)の神。次に妹伊耶那美(み)の神。」が登場する。

この兄妹が、天の浮橋から天の沼矛を指しおろし、塩こをろこをろにかき鳴らして引き上げると、その矛の先っぽより滴り落ちる塩が。その塩が累積してできあがった島が淤能碁呂島(おのごろしま)という訳だ。そして「その島に天降(あも)りまして、天の御柱(みはしら)を見立て、八尋殿(やひろどの)を見立てたまひき。」と、なる。

その後は、二人して淡路島を生み、四国を生み、隠岐を生み、九州を生み、壱岐、対馬、佐渡を生んでから、本州を生む。そう。全部、二人で生んだ島なのであるが、オノゴロ島だけは、自分で固まってできた、島。なので、自凝島と書いてオノゴロ島と読むんだね。

そんな神話の島に比定されている島、目の前まで来ているのに、寄ってみん訳にはいかんでしょう。日曜日で、今日は高知へ帰るだけですし。

沼島へは、淡路島南端に近い土生という港から、沼島汽船の船に乗って行きます。一日10往復という、なかなか便利な船。土生港から沼島までの所要時間は10分。ちっかい。
ちっかいですが、今日は揺れました。ビビるばあ、揺れました。風と波、すごかったですき。
で、ドキドキしながら到着。日に10便の船が就航するだけあって、なかなかの港町。集落には狭い路地が縦横に走り、良い感じですね。
で、まずは、港を見下ろす小高い山に鎮座まします自凝神社へ駆け上がる。背後の山が神体山、オノコロ山。もちろん、伊耶那岐、伊耶那美が、神様。
日本の神社の中でも、神様の由緒としては、これだけのものは、ちょっと、ない。

そして今一度、島の西側にある港へ戻り、島のくびれの部分を通って、反対側、東側にある上立神岩へ。途中、沼島中学校と沼島小学校が、山裾の広くなった場所にあります。学校の前には、結構広い沼。
そうか。これが沼島の由来だ。たぶん、そう。
そこから狭い坂道を登ると、突然眼前に海がドカーン。すごい。その道は行き止まりで、海の方へ坂道を下りていくと、こんな風景が出現しました。そう。上立神岩。この写真ではわかりにくいですが、30mの高さがあります。この風景を古代人が見て、神を感じたのでしょうか。
島の南側には下立神岩という巨岩があるとのこと。昭和9年に倒壊するまで、中ほどに穴が空いていたという下立神岩。
で、その二つの立神岩の中間に平バエがあり、神の契りの場、八尋殿であると、される。

ここで上記の古事記冒頭部分を見てみよう。
天の御柱が、あの、上立神岩で、八尋殿で契りをして島々を生んでゆく。
それが古事記の冒頭記述。
古代の人々の信仰には、世界中で、生命が生まれることへの尊崇のようなものがありますが、この古事記の記述も、まさにそうでありましょう。

朝日を浴びて輝く上立神岩を見ながら、確かに、ここが神話の舞台である気がしてきました。


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