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夜明け前の葛島、地学、大量絶滅〔4856〕2016/08/01

夜明け前の葛島、地学、大量絶滅

2016年8月1日(月)晴れ!

良いお天気。今日から8月。クマゼミがワシャワシャ。

写真は、今朝、4時頃の葛島。葛島橋西詰の歩道橋の上から東の方向、つまり、葛島の方向を撮影しました。まだ電車も走らず、時たま、車が通過する葛島橋。浦戸湾に架かる葛島橋。正確には、ここはもう、国分川。

土電の電車のトラス橋の向こう。小さな山影が見える。葛島。
かつて、高知の城下が海だった頃、古浦戸湾に浮かぶ島だった、葛島。標高は20mちょっとの小さい山ですが、南海地震の際には、人々が避難し、水を得たという葛島。秦泉寺の秦山と同時期に、高知市の里山保全条例によって「里山」に指定された、葛島。

更新世の地盤を見てみましょう。
今よりも海水面が100m以上低かった2万年前。葛島は、東の高須方面から伸びてくる舌状の尾根の先端部。そこにあったのが、葛島。だからその当時の葛島てっぺんの海抜は、120m以上であった、ということか。いやいや、地学は想像力を豊かにする。

地学と言えば、昨日の高知新聞に、「2億年前 隕石で生物絶滅」という記事が載りました。高知大学の先生も関わった研究で、「約2億1500万年前に起きた生物の大量絶滅が巨大隕石の衝突によって引き起こされていたことを、熊本大学や高知大学の研究チームが突き止め、このほど英国の科学雑誌に発表した。」とのこと。
なるほど。T-J境界の絶滅だ。三畳紀末。

生物が地球上に姿を現し、動物や植物が生まれてから、特に大きな大量絶滅が5度あった、とされます。いわゆる「ビッグファイブ」。
一番すごかったのは、このにっこりでも何度か書いてきた、ペルム紀末の大量絶滅。P-T境界ですな。2億5100万年前。この絶滅では、地球上の全生物の95%が絶滅したというき、すごい。
原因は、低酸素。低酸素状態をつくりだしたのは、超巨大火山であるとか、色々いわれております。が、とにかく、酸素濃度が低くなり、硫化水素が空気中や海水中に激増して、大量絶滅を引き起こした、というのが、最近の学説だったりします。

で、その後、三畳紀になって、生物の多様性が激増するんでありますが、その三畳紀末にも、また、大量絶滅が起きる。
その大量絶滅によって、恐竜の時代が出現することになる、という重要なできごと。三畳紀とジュラ紀の間の絶滅なので、T-J境界。

これも、低酸素が引き起こした絶滅、というのが通説。イリジウムの検出などを論拠に、隕石衝突説を唱える学者もいるが、その絶滅後の状況が、K-T境界、つまり、巨大隕石衝突による白亜紀末の大量絶滅と余りにも違う、といったことから、隕石犯人説は少し部が悪かったにかありません。
今回新聞発表された研究は、放散虫化石の数などを根拠に、隕石衝突説を補強したもの。
さあ。真相や、いかに。

何せ、古い話。様々な研究者が、様々な論拠をもとに、諸説繰り広げるので、なかなか真相にたどりつくのが難しいのが、この世界。
記事では、「証拠が見つかった」と断定的な書き方をしているので、本当にすごい発見なのかも知れません。が、まだ、僕が断定するには、はやい。

今までの数々の大量絶滅で、巨大隕石が原因とされるのは、上にも書いた、恐竜が絶滅した白亜紀間末のK-T境界のみ。今回の論文が正しければ、2例目ということに、なる。

さあ。これから、色んな反論や反証の提出、それに対する反論などが繰り広げられるのでありましょう。

大体からして、大量絶滅のような大事件は、ちょっとしたきっかけで突然とんでもない規模の事象が雪崩のように発生する、という、べき乗則が適用できる。世の中はべき乗則で成り立っているので。
そのきっかけは、隕石やら超巨大火山やら、生物的な要因やら。

現在。
その、ヒトという生物的な要因がきっかけで、環境がべき乗則で激変し、6度目の大量絶滅が起き始めている、という説は、あながち、否定できないと思うのでありますが。


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