柏尾山頂のYさん〔3819〕2013/09/29
2013年9月29日(日)晴れたり曇ったり
ちくと雲もありますが、基本的には良いお天気の日曜日。昨夜も、県外からのお客様をご案内してひろめ市場におりました。懇親会が終わった夜8時過ぎに行ったのでありますが、その時間になってもまあ、すごい人出。ひろめ人気、恐るべし。
テーブルをひとつ予約してもろうちょったので座れましたが、そうぢゃなかったら無理でした。
最近、ひろめ難民という言葉があるそうです。ひろめ市場へ行ったものの、座席が確保できない人々。たぶん、日曜日の今日も、大量のひろめ難民が発生しちゅうことでしょう。カツオのたたき定食を抱えた、席の無いひと達が、東側の道路の縁石に座り込んで食べる風景。う〜ん、なんとかせんといかんがかも知れません。
ひろめ市場、確かに、県外から来られると、猥雑で不思議な空間として、面白いのでありましょう。しかし、ホントのひろめの楽しみ方は、やはり我々ハードユーザーと一緒に行かんとわからんでしょうね〜。昼間っから生発泡酒、そして冷酒へと突き進むヂモティは、おいしい食べ物もいっぱい知っちょりますきんね。
さて。今朝は、南嶺RUN。高知市街地の南部に横たわる連山。まずは筆山を駆け上がり、筆山霊園の方から森の小径を抜け、土佐塾高校のある山へ。塾高は、今日が運動会でした。南嶺に、運動会の賑やかな音楽と放送が響きます。
で、そっから一気に鷲尾山頂。こないだは雷雨の山RUNやったので、大人の分別で山頂は迂回しましたので、久々の山頂でしょうか。お水をちょっと飲んで、休まんづくとに西へ下り、そして尾根筋を一気に烏帽子山頂へ。烏帽子山は、標高358.7m。南嶺の最高峰。てっぺんに石土神社さんが鎮座まします、信仰の山。山頂西側にはテレビ高知さんのテレビ塔も屹立します。
テレビ塔があるお陰で、狭いながらも自動車道があります。その自動車道を休憩がてらゆっくりと駆け下りよったら、背後から凄い勢いで追い抜いて行こうとするランナー。あれ?
Yさんではないか。高校の1年先輩。昔、一緒に太平洋スーパーチャレンジカップという障害者鉄人レースを立ち上げたYさん。今は、トレランに凝っちゅうとは聞いちょりました。昨日はサーフィンやったそうです。野人。
野獣のようなYさんは、片手に水のペットボトルを持っただけの格好で、山をたつくりに来ちょったのでありました。ルートは、ほぼ、小生と同じ。
小生、烏帽子山の車道を下り、途中、白土峠から柏尾山への登ることにしちょりました。それを言うと、登ったことないので一緒に行こう、ということになりました。写真はその柏尾山頂。標高323m。南嶺では2番目の高さ。
実は、この山頂界隈に「寺が段」というのがあって、そこには古いお寺の痕跡、五輪塔の残骸が転がっちゅう、ということなので、それを探すがが目的。
しかし。結局、よう見つけませんでした。
この、標高323mの柏尾山頂界隈には、古代末期、柏尾寺という大きな寺院があった、と言います。熊野信仰に関係する山岳仏教のお寺。土佐には、熊野信仰の足跡があちこちに残りますが、柏尾山もその一つ。今は鬱蒼として眺望もない山頂ですが、その昔、たくさんの修験者がここで修行をしよったがかも知れません。
柏尾山と烏帽子山の間の稜線で、一番低いところが白土峠。この山頂から900m。かつて、と申しましてもそんなに昔ではなく、戦争の頃まで、白土峠は、春野、芳原と高知の街を結ぶ往還、メインストリートでした。春野の皆さんは、その峠を越え、毎日たくさんのヒトやモノが行き来しよりました。
柏尾山信仰は、山頂から寺院が失われても、ずうっと受け継がれてきたがかも知れません。
左に写っちゅうががYさん。野獣のようなYさんは、身体を動かす事なら何でもやります。今日は、こっからおおなろ園、そして神田まで、一緒に駆け下りました。相変わらず元気元気。