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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

岩原神社〔3813〕2013/09/23

岩原神社

2013年9月23日(月)晴れ!

岩原の朝。高知県長岡郡大豊町岩原。徳島との県境に近い山里。
実は、今日は吉野川でラフティング初体験をする予定で、昨夜からやって来て泊まっちょりました。ひまわり乳業の総務部長さんの実家。そのお父様は、郷土の歴史にこじゃんと詳しい方で、興味深いお話をどっしこ聴かせて頂きました。

岩原は下村さんだらけ。その始まりは、天慶年間に遡ります。承平天慶の乱、覚えちょりますでしょうか。平将門が関東で、藤原純友が瀬戸内海で、朝廷に反旗を翻した事件。結局、両方とも鎮圧されました。藤原純友は、天慶4年(941年)に捕らえられ、獄死した訳ですが、その一族は、落人となって逃げ延びた訳です。
瀬戸内海から四国の山中を逃げ、そしてたどり着いたのが岩原。

岩原の下村家は、その末裔という訳です。古い。何せ、藤原純友ですき。
この岩原の谷は、結構広い谷ですが、吉野川の方からはまったく見えない死角のような場所。水は豊富。ということで、選ばれた土地ながでしょう。実に古い歴史を持つ、谷間の村。
昨夜泊まった家の近くには集会所があります。そこには、昭和45年まで小学校がありました。一番多いときは、200人の児童が通うたという岩原の小学校。それだけ、たくさんのヒトが暮らした山間の村。

その岩原の氏神様は、その家の裏手からどんどんと山の稜線を登っていった先に鎮座まします岩原神社さん。長い石段が心臓破り。写真は、その岩原神社さんの拝殿。78歳になる、弊社総務部長のお父様が、スタスタと石段を登ってご案内してくれました。
以前、高知新聞で、初詣の際にお参りが済むまで、誰を出会うても話をしてはならない、という風習が今も根強く残るお宮さんとして紹介されちょりました。神々しい山の稜線に鎮座まします岩原神社さん。

この地区、上にも書いたように、最初に落ちて来て住み着いたのが下村一族。その後、今も岩原神社さんの宮司をつとめる岡崎一族がやって来て住み着き、その後、森下一族がやって来て住み着いた、という歴史があるそうです。どうやら、森下一族は、源平合戦で破れた平家の落人にかありません。
そんな、貴種流離譚のような歴史が溢れるのも、この、死角のような、しかし広い水の豊富な土地であったことに由来するのでありましょう。

ここでは、藩政期、犬神憑きとされる大事件が発生しました。結局、山内家から10名の鉄砲隊まで繰り出されて鎮圧された事件。これを元に、高知出身の作家、坂東眞砂子さんが「狗神」という小説を書き、大豊町で開かれた出版記念のシンポジウムの対談に小生がパネラーでかり出されたがは5年前。2008年2月9日のことでした。

その事件、こちらのお父様の見解では、真相は百姓一揆やったのではないか、ということです。で、それが鎮圧された後、犬神憑きによるものだ、ということで地元へのお咎めを最小限に抑えようとしたのではないかと。

ともあれ、素晴らしい岩原の朝。
これから、吉野川へ、人生初のラフティングをやりに行きます。


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