進化する交通情報板〔3807〕2013/09/17
2013年9月17日(火)快晴!
放射冷却というがでしょうか。今朝は涼しいを通り越して寒いくらいの朝。20℃はだいぶ割り込んじゅうような感じの高知市内。
ここは朝4時過ぎの葛島。こないだ、9月11日のにっこりでご紹介したのと同じ、高知県警察交通情報板。おう!進化しちゅうではないか!
こないだのがと比較して頂ければわかります。まず、この写真ではちくとわかりにくいかも知れませんが、2色になっちゅう。「スマホは」の部分がレモンイエローで、「しのべちょきよ!」がオレンジ色。前回は、全文字、オレンジ色でした。
他のパターンも検証してみました。
「いられ運転は、」がレモンイエローで、「いかんちや!」がオレンジ色。
「合図は」がレモンイエローで、「早う出しちょきよ!」がオレンジ色。
スマホ、いられ運転、合図という大切な単語が目立つように工夫されちゅう訳です、なかなかやります、高知県警。
そして、もう一つの大きな改善点。こないだ、この情報板は、横4文字、縦3列の12文字であるので、「しのべちょきよ」の「ょ」のことろで改行されて、ちょっとわかりづらい、ということを書きました。今朝、見てみるとご覧の通り。
文字数は、柔軟に対応できるにかありません。で、「しのべ」と「ちょきよ」に分かれ、グンと読みやすうなっちょりました。なかなかやります、高知県警。
まさかこのにっこりひまわりの指摘を見て改善した訳ではないでしょうき、署内に、キチンと検証改善の仕組みができちゅうということになります。なかなかやります、高知県警。
ここは葛島。このしゅっと西に、浦戸湾が海やったころは島であった葛島の小山。こっから東へ行くと高須で、その南が屋頭(やがしら)。「土佐州郡志」に、「此地古海水所注、近世築為潮田、因曰屋頭村」とあります。ここは、古くは海水の入ってきた土地で、近世になって開拓されて潮田になったので、屋頭村と呼ばれるようになった。う〜ん、何故、屋頭村と呼ばれるようになたのか、小生にはなかなか理解が難かしいぞ。
ともあれ、その屋頭周辺が、海であった五台山周辺のなかで一番早く土地が隆起し、開拓された場所ということにかありません。
さて。
宝永南海地震の後、奥宮正明さんによって情報が整理された「谷陵記」には、八頭(屋頭のこと)の被害についてこう書かれております。
「潮は山まで。家の軒まで水がきて、冬まで引かなかったので、住民は住む場所を失い、山に穴を掘って住む有様で、目も当てられない。」
桂島(葛島のこと)も、「上に同じ」なので、屋頭と同じ状況であったようです。元々海であった場所。地震で土地が沈み、冠水が長期化することが、谷陵記を読むとよくわかる、そんな地域です。