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玉垣、ご寄進と、県民性考〔3690〕2013/05/23

玉垣、ご寄進と、県民性考

2013年5月23日(木)薄曇り

ここは今朝の野市、上岡八幡宮さん。参道入り口の栴檀の木は、今、薄紫色の花が満開。クロガネモチの巨木にも葉っぱが生い茂り、いよいよ夏の風情。参道脇の紫陽花は、青く色づき始めました。

以前にも書きましたが、この八幡さまには、戦争の痕跡がたくさん残ります。物部川の対岸に海軍航空隊の飛行場、基地があったため。海軍も、この上岡山を迎撃拠点のひとつとして、長いトンネル壕を掘ったりして整備しちょりました。
最近、上岡山に津波からの避難路が整備されるに際し、その壕などの戦争遺跡の調査が行われました。その説明会に行けんかったがは残念でしたが、色んな成果を、後で聞かせて頂きました。そのひとつがこの玉垣。

以前から、破損が多い玉垣やとは感じちょりました。が、これ、米軍の攻撃で破損したき、こんなになったがにかありません。昨年の石垣補修工事で、折れた柱も繋ぎ合わされたりして、ここまで復元されました。こうやって見てみると、どの方向からの爆風で、どのように破壊されたかがわかるような気がしてきます。

この真ん中、角っこの玉垣には、「陸軍少将 川田明治」と刻まれます。以前にもご紹介しましたが、かの寺田寅彦さんと旧制中学の同級生で、寅彦さんの日記にも登場してくる人物であることを知ったときには、小さくガッツポーズをしてしまいました。そんな人物の玉垣が、ここにあったとは。

昨日、Facebookに、潮江天満宮境内で見かけた井上俊三さんの名前のことを書きました。かの、日本の写真家の始祖、上野彦馬さんの弟子になり、高知で最初の写真家になった人物で、桂浜の龍馬像の元になったあの有名な写真を撮影したかも知れない、という人物。これも見つけたときには小躍りしてしまいました。
で、友人からも指摘され、なるほど、と思うたのは、高知と、愛媛などの県外との、ご寄進者の数や規模の違い。

例えば、愛媛。有名な椿さん、「伊予豆比古命神社」さんの参道や境内の玉垣には、愛媛を代表するような企業や政治家などが名を連ね、かなりの金額をご寄進されちょります。松山城の山に鎮座まします東雲神社さんでも、やっぱし、すごい。高知では、例えば土佐一宮、土佐神社さん。
確かに、一宮だけあって、他の神社さんに比べてご寄進者も多いみたいですが、県内を代表する企業とか政治家のかの名前は、ちょっと、見当たらない。県下一の参拝客を誇る、潮江天満宮さんも、古い玉垣はあるものの、新しい、企業や人物のものは見当たらない。古いものも、県外の有名神社の玉垣の寄進金額とは比べ物にならない。なるほど。土佐は、そんな感じであるのか。

愛媛以外を見てみましょう。四国でも、やはり凄いのは金比羅さん。破格。それも、ご寄進者が、全国に広がっちょりまして、破格別格であることがわかります。その他、東京でも大阪でも、大きい神社には、かなりの金額のご寄進がなされ、新しく立派な社殿、参道、玉垣などが多いような気がします。これもケンミン性ながでしょうか、文化ながでしょうか。
土佐人が、他県民に比べて信心深くない、とは思えません。古い土地には祠、お宮さんのたぐいがどっさり鎮座ましましちょりますし、土地土地では、今でも大切に崇め奉られよります。土佐の山中には、古い信仰形態も残り、民俗学的、宗教学的にも、興味深い土地であることは間違いない。

が、大きな神社とかでの、県下的な大きなご寄進は見当たらない。その信心の仕方、神との接し方が、県外とは違うがかも知れませんね〜。
おっと、忘れてはイカンのが、香南市赤岡の、須留田八幡宮さん。ここは、近在に住む、県下を代表する企業の創業社長さん一族が、すごいご寄進をしちゅうにかありません。見事な参道が整備され、キレイになっちょります。県下的なお宮さんへのご寄進ではなく、時分の産土神を大切にする。それが、土佐人的心ながかも知れません。


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