旧西土佐村、広見川の朝靄〔1511〕2007/06/05
2007年6月5日(火)晴れたり曇ったり
ここは四万十川。正確に言えば、四万十川の支流の一つ広見川。小さな沈下橋が風情あります。現四万十市、旧西土佐村の西ヶ方という地区。もう、しゅっとそこが愛媛県という県境近いところですね。「西ヶ方口番所」の記念碑というのが立っちょりました。長宗我部元親さんの時代から土佐と伊予の国境の番所があったがらしいです。
昨夜はここの古民家再生の宿に泊まっちょりました。高知の食と産物の取材に来ておられる農産物流通コンサルタントの山本謙治さんたちをご案内して、はるばるここまでやって来ました。
ナンと昨夜はですね、でっかいでっかい四万十川の天然うなぎと大きな天然鮎を、その道のプロフェッショナルの方に炭火で焼いてもろうて食べました。もちろんうなぎは白焼きで、この近くの旧大正町の山で作られた完全天日塩で食べます。絶品。うなぎに対する印象が完全に変わりました。うな重とかタレ焼きのうなぎとかとはまったく違うジャンルの食べ物。すごかったです。
で、今朝は早朝からこの界隈をたつくって胃腸を整え、昨夜食べた残りのうなぎの頭とか鮎の骨とかを炭火で更に焼き、お箸で細かく砕いて竈で炊いたご飯に乗せ、完全天日塩を少しかけてお茶漬けにして食べました。聞いただけで美味しそうでしょ?ホントに美味しかったです。いっぱいおかわりしてしまいました。四万十地区の有機野菜をそのまま炊き込んだだけのスープも美味しかったですね。
その後、江川崎のパン屋さんで四万十素材ふんだんの大きな「四万十バーガー」をタイらげ、チョコパンを食べ、窪川まで戻ってアグリの豚まんをホオバリ、須崎でお昼ご飯にご存知鍋焼きラーメン。ひまわり太郎は、さすがにラーメンもご飯も小を食べましたが、やまけんはすごいです。特大とご飯を残さずに平らげて涼しい顔。
怒濤のように食べまくった日々も、やっと今日でおしまい。あらためて高知の食べ物や人々の素晴らしさを認識することができた黄金の日々でございました。