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高知県佐賀町拳ノ川診療所はすごい!〔577〕2004/11/13

高知県佐賀町拳ノ川診療所はすごい!

2004年11月13日(土)素晴らしいお天気になりました

今日は素晴らしいお天気の中、素晴らしい人物にお会いすることができました。高知ではちょっと有名ですよね。高知県西部、佐賀町の拳ノ川(こぶしのかわ)という地区にございます「拳ノ川診療所」の疋田善平先生でございます。

現在83才。50才の時に国立京都病院内科医長の職を捨て、縁もゆかりもなかった高知の片田舎へ引っ越して来まして(何と今でも単身赴任)、地域医療に人生のすべての力を注いでおられます。

医療と保健福祉の「連携」などという生温い言葉ではダメで、医療と保健福祉は「合体」しなければならないという信念を貫いておられます。予防医学の大切さを説かれ始めましたのは随分昔で、日本の草分け的存在。地域の方々と本当に心を通わせる医療こそが、地域医療の本質であると熱っぽく語られます。医者や保険師は、患者さんに対して「指導」という言葉を使ってはならない、一緒に学習し、心を通じさせることが医療である、という信念をお持ちです。

壁に貼られた模造紙には「最先端医科学を駆使する現代医療に惑わされることなく、地域条件のもと、住民の権利を守り個人の願望がかなえられるよう、人間愛をもって支援、援助、協力するのが「満足死する医療」であり、PPC(Progressive People Care)の真髄と考え、これが実践に励むことこそ僻地診療所の役割であろう。」と書かれちょります。

そう。疋田先生は、「満足死」を提唱され、終末期医療の、患者さん本人の要望をどこまでかなえられるかが、一番大切なことと言われています。「満足死の会」に入会しますと、法の範囲のなかでいたずらに延命処置をしない治療を受けられます。「尊厳死」との違いは、自分でいろんな要望を加えられるということ、つまり、尊厳死が二人称なのに対して「満足死」は一人称であるということです。

超高齢化社会のなかで、このような地域医療に携わる大人物がいらっしゃるということは、本当に素晴らしいことだと感動してしまいました。

ちなみに、先生は、83才になる今でも、毎朝、本当に毎朝、はだかでランニングをしていらっしゃるそうです。雨の日は傘をさしてのランニング。

凄い人物が居たもんです。高知の田舎もすごいですよね。


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