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めったメリヤスメリケン粉の朝〔5245〕2017/08/25

めったメリヤスメリケン粉の朝

2017年8月25日(金)晴れ

良いお天気。夜明けの時間も徐々に遅くなってき始めた、8月終盤。高知のこどもたち、もう、宿題は済んだかな?

そんな訳は、ない。8月31日になってもまだ全然終わってなくて、焦りまくる風景は、たぶん、今も変わらない。

「まだ済んでない。めった。めったメリヤスメリケン粉。」

 

昨日の晩、会社で若い社員さんたちと話しておって、つい、「めったメリヤスメリケン粉」という慣用句を使いました。若い社員さん(今年入社の女性Sさんと、28歳の男性Sくん)が怪訝な顔をして、「それ、何ですか?」

ショックでしたね。20代の若者は知らないのか。使わないのか。「めったメリヤスメリケン粉」を。

皆さんはもちろんご存知ですよね。昭和の高知県人なら、使ったことがない訳がない。

困った、といった意味の土佐弁「めった」を強調表現する際に使う「めったメリヤスメリケン粉」は、高知県人にとって日常的に使う慣用句だ。と、思ってました。

更に衝撃的なことが。

「メリヤスとかメリケン粉とか、何ですか?」

おお~!

まあね。最近、メリヤスのシャツ、などという言い回しは使わんので、メリヤスを知らんのは仕方がない。寅さんも終わったし。でもね。メリケン粉を知らないとは。文化的喪失感が、すごい。

小麦粉のことよよ!と説明するも、ピンときてない若者たち。まだ、関西とかだと普通に使うと思うメリケン粉は、高知ではもう使わなくなって久しいのか。

ここでウンチク。

日本でも古くから小麦を挽いて粉にしてきたけど、明治以降、アメリカから入ってくる小麦粉が白いことに驚いた。薄力粉なのか強力粉なのか知らんけど、その、舶来の小麦粉をメリケン粉と呼ぶようになったんだそう。では国産のは。それはうどん粉。そうそう。うどん粉だ。うどんに使うのは中力粉で、舶来のメリケン粉が入ってくるまでは、日本では基本的に中力粉だったと言う。

まあ、小麦粉全般をメリケン粉と言うた。うどんを作るのに使うのだけ、うどん粉。

近藤くんのことを「うどんこ」と呼んだりしたのはいつの頃だったか。

 

まあ、そんなことはともかく「めったメリヤスメリケン粉」。

高知の文化の象徴でもある(大袈裟です)慣用句「めったメリヤスメリケン粉」が、あと数十年したら絶滅してしまうのか。それは土佐の文化的損失につながるので、なんとか後世に伝えていきたい、と思ったことでした(大袈裟です)。

 

もちろんこの「めったメリヤスメリケン粉」には続きがあって、それも皆さんはご存知ですよね。

「すんだ住吉手結の浜」。すんだすみよしていのはま、と読む。あ~あ。すんだ。ばっさりいた。といった時に使う「すんだ住吉手結の浜」。

上級者になると、特に意味はないけど勢いの乗ってこう続ける。

「いけいけ十市 前の浜」。いけいけとおち まえのはま。

 

住吉も手結も、現在の香南市の海岸の地名。

そして池、十市、前浜は、南国市の海岸から高知の海岸にかけての地名だ。

 

この素晴らしい高知の伝統的慣用句が、このまま廃れていくのは寂しい。困る。めった。

めったメリヤスメリケン粉。

今朝の朝礼のテーマにするべく、ホワイトボードに書いてみました。


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