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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

靄と霧と霞〔4917〕2016/10/01

靄と霧と霞

2016年10月1日(土)晴れ

やっと、晴れてきました。昨夜は雨でしたが、夜明けとともに青空。湿度は高い。蒸せる一日になりそう。
台風18号、嫌な感じですね。実に嫌な感じ。来週、僕が出張に出る予定の頃、高知へ来そう。逃げようななさそうなので、たいしたことないことを祈るばかり。もう、台風は、エイです。いや、ホント。

湿度が高い。湿度が高いので、水蒸気が地面からモワ〜っと湧き出している、そんな感じ。山にはガスがかかり、平野には朝靄。あさもや。
写真は、新しくできた東部自動車道の伊達野の界隈から東の方向を撮影したもの。美しい朝の風景。

こないだ、「靄と感傷」について書きました。靄。音読みだとアイ。訓読みは、もや、たちこめる。そう。靄と書いて、たちこめる、と読む。この朝靄がたちこめる風景を見ていると、なんか、よくわかる。
雲霧がはちこめる場合は、この、アメカンムリの下に謁の靄という文字が使われ、草木がたちこめる場合はクサカンムリの下に謁、つまり藹という文字が使われるそう。

今日の話は、白川静先生の「字通」をネタ元にしております。我が、敬愛する漢字学者、白川静先生は、一人で膨大な漢字に取り組み、その文字の成り立ちやら意味を独自の解釈で解き明かしていった人物。字源辞典「字統」や、「字通」は、すごいの一言に尽きる超一級の書物でございます。

さて。
今日はアメカンムリの文字を見てみよう。と、申しましても、パソコンで変換できて、ネットに表示できる文字でないとダメなので、特殊な漢字はご紹介できませんが。
ちなみに、「字通」では、雨部の文字、なんと65文字もある。見たこともないような文字もありますが、白川先生、そのすべての文字を解き明かし、解説されちゅうのでありますよ。偉大すぎる。

靄と霧はどう違うのか。どっちも、たちこめる、ちゃあ、たちこめるし。
漢字の成り立ちで言うと、アメカンムリの下の務は、くらい、という意味があるにかありません。霧がたちこめると、くらくなる。靄には朝のイメージがあって、霧より明るい感じなんでしょうかね。勝手な解釈ですが。

では、霞は。かすみ。夕焼けどきなどに、遠くにたなびく霧を、霞と言うにかありません。霞の、アメカンムリの下の、暇という字の右側は、小赤という意味があるうだそう。なので、夕焼けだけでなくて朝焼けでもかまん訳だ。で、遠くに霞む感じ。少し赤いということで、なまめかしい、という意味も出てくるんでありますな。霞ヶ関は、少しなまめかしい場所なのかも知れません。違った意味で。

まあ、今は山登りしていても一括りに「ガスが出てきた」などと言うてしまうので、微妙な区別がつきにくい世の中になってきちょります。

漢字だけではなくて、日本語には、気象状況いついての微妙な言い回し、多いですよね。津軽には7つの雪が降るくらいですきに。
雨も、大雨、小雨、五月雨、時雨、霧雨、驟雨、にわか雨、氷雨、春雨などなど。数え切れない種類があります。今は秋雨前線が停滞しちゅうせいで、なかなかスッキリと晴れません。そこに台風がやってきて、南から湿った空気が大量に流れ込んできて大雨になる。大雨。豪雨。集中豪雨。
なにごともなく、過ぎていって欲しい台風18号。


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