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躄峠(いざりとうげ)、お亀岩、亀岩〔4655〕2016/01/13

躄峠(いざりとうげ)、お亀岩、亀岩

2016年1月13日(水)晴れ!

冷え込んできました。明日の朝はもっと冷やいにかありません。やっと、冬だ。

さて。
昨日、間違うたことを書いてしまいました。躄峠。あしなえ峠と読んでしまいましたが、違います。正解は「いざり峠」。「躄る」と書いていざると読む。「躄る」とは、膝やお尻を地面につけたまま進むこと、などと書かれちょります。高知では、「ちくといざってくる」と言うと、大きい方のトイレへ行ってくることを指したりします。しませんか?

昨日ご紹介した躄峠から少し三嶺の方へ行けば、お亀岩。尾根に、大きな、亀みたいな形をした岩があります。三嶺登山で、光石からフスベ谷を通って登るルートなら、お亀岩を通ります。

そこで、今朝は、亀岩。南国市にも亀岩という集落があるので、その風景。
美しい棚田の風景、亀岩。古くから開けた土地であった亀岩。集落の真ん中を領石川が流れ、山からの豊かな水によって、稲作を中心として栄えてきた、亀岩。亀の様な岩があったがでしょうか。その岩は、チャートでしょうか、何でしょうか。

地理院地図で、南国市亀岩界隈を見てみて下さい。「せっかい」という文字が見えます。亀岩の北側には石灰の採掘場。で、そこから東へと目を移せば、また、「せっかい」。才谷の北、天行寺にかけて、たくさんの「せっかい」という文字。
西へと目を向ければ、やはり「せっかい」。白木谷の「せっかい」から、土佐山の日本セメントの「せっかい」。
これは秩父累帯北帯の、石灰岩層だ。
秩父累帯北帯は、北から上八川層、白木谷層群、上倉層と分類され、この石灰岩層は白木谷層群。

国見山石灰鉱山も、ずっと西の鳥形山石灰鉱山も、全部、同じ秩父累帯北帯。この石灰岩層は、太平洋のはるか彼方、ずっと南でサンゴ礁として形成されたものが2億年かけて北上し、ユーラシアプレートに付加帯としてくっついて、できあがったもの。太平洋の恵み。

亀岩は、そんな地層のあるところ。
こんな地層は、地表部に水を豊かに供給するのかも知れません。

亀岩から南へ下って平野部に出ると久礼田ですが、あの界隈は、藩政期がら水争いが多かったと聞きます。新改川や領石川の水を、皆で奪い合っていた、久礼田。
明治期にも大審院まで上がって審議された水争いがあったと言うので、凄まじい。明治後半、吉野川水系の穴内川から甫喜ヶ峰疎水が引かれ、やっと、水が豊かになった久礼田界隈。
それに比べると、亀岩は、随分と恵まれた土地であったのでありましょう。

亀岩へ行ってみると、実に、大きな家が多い。立派な日本建築の。それは、豊かな水と土壌の恵みであったのかも知れません。石灰岩層から流れてくる水は、土壌の酸性を中和する働きがあったのかも知れませんね。

ところで、最初に書いたお亀岩。三嶺の西、躄峠の東。
あの界隈は、秩父累帯北帯の、一番北側の上八川帯やと思われます。上八川帯はチャートが優勢。海の底に生物遺骸が沈殿し、できあがった硬い岩石、チャート。なので、あのお亀岩はチャートなんでありましょう。海の底からあんな高いところまで移動した、生物痕跡。

ここ、南国市亀岩の亀の岩は、どんな石なんでしょうかね。そもそも、そんな岩があったのかどうかも、知りませんが。


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