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五反田駅で都市計画について考える〔4536〕2015/09/16

五反田駅で都市計画について考える

2015年9月16日(水)薄曇り

そんな訳で今朝は東京。昨夜は東京の方と、原宿で中華料理を食べました。どっさり食べました。食べながら色々と話したのですが、その話題の一つが、東京の人はよく歩く、というもの。東京の皆さん、ホントによく歩きます。アップダウンを苦にもせず。エスカレーターでもどこでも、ビュンビュン歩きます。
で、田舎へ行けば行くほど歩かん、という話をしました。実際、高知の皆さんは、何かと言えば車。しゅっとそこへ行くにも、車を使う。高知でも、更に田舎の町で酪農家さんと飲んだりすると、歩かん歩かん。二次会へ行くき、タクシーを呼ぼう、と言う。で、タクシーに乗ると、ものの100mくらいで二次会のお店、てなことはザラにあります。ありますよね?

東京人は、基本、電車で移動します。電車の乗り換えで歩くにに慣れちゅう。階段を上ったり降りたり。しかも、地学的に申しますれば、洪積台地に関東ローム層が乗っている地形は起伏に富み、道路はアップダウンだらけ。そんな道を歩き慣れちゅう東京人は、歩くのを苦にしない。


さて。
昨夜は大崎のホテルに泊まっちょりました。で、今朝は目黒川沿いに五反田。五反田から御殿山の南を通って品川、第一京浜を浜松町へ。
写真は、朝5時半の五反田駅。水曜日の朝5:30。ホームにはたくさんの人。なんだこれは。たぶん、この人々は夜の延長なんでしょう。今から家へ帰るのかも知れない。東京、恐るべし。
土地の起伏ということで言えば、五反田は谷。谷を流れる川は目黒川。五反田駅は、そんな谷底にあります。猥雑な歓楽街、繁華街は、そういった場所にできます。以前、山手線一周ランを敢行したときにも体感しました。
鶯谷、大塚、歌舞伎町、大久保、渋谷、五反田。
で、すべて、坂道を上がっていくとお洒落な町
目白台、高輪台、白金台などなど。

これは、以前にも書いたように、江戸の町の構造をそのまま受け継いじゅうもんなんですね。そう思いながら地形を体感すると、不思議な感覚になります。

で、山手線。
この山手線は、起伏に富んだ地形をうまく利用してつくられちゅうことが、実によくわかる。ご承知の通り、山手線は、こんなに街中を走っているのに、つくられた最初っから、踏切がほとんど、ない。踏切はつくらない、という思想でつくられちゅうのが山手線。
品川から上野にかけては、海に近い平野部を走るので、全部高架。しかし上野辺りからは様相が一変。鉄道自体のアップダウンは極力抑え、丘の部分は丘の下を、谷の部分は高架になって、鉄道を横切る道路は線路を見下ろす橋になったり高架の下を潜ったり。実に良くできちょります。
駒込と田端の間に、山手線唯一の踏切があります。切り通しになったところ。これは気付きませんよね、普通。

元々、横浜から陸揚げされた物資を東京の北部へ運んだり、東海道線と東北本線を結んだりするのが目的で計画されたのが山手線。
下町を通る路線は用地買収などがややこしいので、家の少ない山の手、つまり現在の山手線の西半分を通すことにしたので、山手線。今のように環状になったのは1925年。

山手線に踏切を作らない、山手線内側は地下鉄道にしなければならない、などの都市計画は、今となっては流石と言えましょう。山手線を見ると、都市計画は思想である、ということがよくわかる。


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