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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

朝焼けの物部川と三宝山〔4079〕2014/06/16

朝焼けの物部川と三宝山

2014年6月16日(月)晴れ

間もなく夏至。今年の夏至は、6月21日。一年で最も昼の時間が長い日。日の出、日の入りが、一年で一番北寄りになる日。
今朝、出勤してみますと、東の空があまりにも美しかったので撮影してみました。朝、4時40分。物部川の土手から、三宝山の向こうに昇ろうとするお日様の朝焼けを撮影してみました。風景が赤く染まり、まるで異世界に迷いこんだような、不思議な雰囲気の朝でした。

一年で一番お昼が長いのが夏至ですが、日の出が一番早い訳ではありません。実は、夏至のちょっと前、今くらいが、一番日の出が早いがにかありません。高知市では4:55。夏至の日、6月21日は4:56が日の出ですき、それよりも、今の方がちょっと早いのでありますね。

お日様の影響を受けながら人類は文明を発展させたので、世界中に、夏至や冬至、春分、秋分の日にちなんだ宗教的遺跡などが残ります。
日本の古い遺跡では、秋田県大湯のストーンサークル。「日時計」と呼ばれる石と、ストーンサークルを結ぶ線が夏至の日没線と一致。この、夏至の日没線というのは、実は、冬至の日の出線と同じ。なるほど。
わざわざ日没線に意味を持たせた、と考えるより、冬至の日の出、と考えた方が宗教的。つまりですね、冬至は、一年で一番お昼が短い日で、その日以降、日が長うなっていく訳で、これを一年のスタートとする考え方の方が胸にストンと落ちますきんね。

で、弥生時代になると、稲作文化が花開く訳で、より一層、お日様と人間の関係は密接になっていきました。そして、古墳時代。
こないだ大人の遠足でご紹介した、奈良、山の辺の道。その道の西側、JR巻向駅のちょっと南にある、日本で最初と言うてもかまんの巨大前方後円墳、箸墓古墳。倭迹迹日百襲姫命とされる箸墓古墳。やまとととひももそひめ。こないだ香川へ行った際にお参りした讃岐一宮、田村神社の御祭神でもあります。
しかし、その古墳のエポックメイキングな形状、大きさ、そして時代考証により、卑弥呼の墓ではないか、とも言われる古墳。まあ、その議論についてはあまりにも楽しすぎるので置いちょきまして、問題は、この箸墓古墳の主軸の方向。これがどうやら夏至の日の日の出の方向を向いちゅうにかあらんがです。
そして纒向遺跡。発掘され、邪馬台国の卑弥呼の宮殿ではないか、などと議論される建物群の方向の主軸も、夏至の日の日の出方向を向いちゅうのではないか、という話もあります。

そうなってくると話は複雑。
何故かと言うと、夏至の日の出線を意識した施設づくり、というのは、九州の遺跡に多く見つかっちゅうきですね。
纒向遺跡がヤマト朝廷につながる都市遺跡であることは間違いないでしょう。それがそのまま邪馬台国なのか、九州にあった邪馬台国が東遷してきて、国家を形成していったのか、なかなか楽しい議論が続きます。

朝焼けの空。これから、日の出の時刻は少しづつ遅うなり始めます。今の季節は、小生の出勤時間でも、星空は夜明けの明るさにかき消されていきます。日の出は、6月いっぱいは4時台ですが、それから5時台になり、8月19日頃に5時半。そのくらいの日の出時刻になると、4時半頃は、まだ夜空が広ります。冬の星座が観測できるようになっていきます。季節は巡る。
そういった季節の移ろいを、自然の中で感じていくこと。太古の昔、人類が猿ではなくなった時から、敏感に感じ取ってきたこと。
大自然の素晴らしさ、恵み、そして恐ろしさを知り、観測し、利用することで、人類は人類となってきたのでありましょう。もちろん畏れ敬うことを忘れたら、とんでもないしっぺ返しをくらうことも、人類は、知ちゅうはずです。


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