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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

時間だけはありました〔3865〕2013/11/14

時間だけはありました

2013年11月14日(木)良いお天気

良いお天気が続く、高知県地方。
ここは、室戸市元。室戸岬に来ちょります。室戸は、お天気が良いと、ホントに美しい所です。戦前にも高知市内からバスが通り、高知からの観光客を運びよりました。未舗装路で大変やったでしょうが、弘法大師ゆかりの地でもあり、風光明媚な景勝地、室戸は、人気スポットやったのでありました。

この前の海岸は、ウミガメの産卵で有名な元海岸。もとかいがん。その、元の海岸に流れ出るのが元川で、現在の国道55号線は、大きな元大橋で、その元川を渡ります。
以前は、この写真の道が国道で、その向こうで元川を渡りよった訳です。この風景。小生にとっては、懐かしい懐かしい風景。
それは、今から30年以上前。東京で大学生をやりよった時代。

このにっこりにも何度か書いたことがありますが、ある夏休み、東京から、新聞配達用の、頑丈な荷台がついた大きな自転車に乗ってモンてきました。もちろん変速機なんぞある訳もない、重い頑丈な自転車。
東京からまずは北西へ、甲州街道。大垂水峠を越えて山梨県に入り、そっから信州へと向かいました。で、松本から、標高1812mの安房峠を越えて飛騨高山へ。
途中、自転車がパンクして、山中の工事現場の土管の中で寝たがは、ちょっと怖かったです。
そう。基本的に野宿。テントは持っちょらんかったので、神社の境内とか駅とか、そして土管とかで、寝ました。

飛騨高山から富山に出て、大学の友人の実家にお世話になり、北陸を石川、福井とまわって、琵琶湖の北側に下りてきます。湖西を通って大津、そして京都。大阪までやって来て、南港から徳島に渡り、一気に室戸岬まで南下しました。いや、ここが意外とキツかった。
そして。

ここまで、毎日120km以上のペースで大きな鉄の塊のような自転車を走らせてきて、室戸が最後の夜になる予定でした。明日は、久々の自宅。
と、いう訳で、北陸の友人宅以来入ってなかったお風呂に入りたくなり、通りすがりの民家の方に銭湯はないか尋ねたのでありますが、やはりありませんでした。しかし。
室戸の方は優しく、家の風呂に、入れてくれたのでありました。凄まじく汚れた青年を。有り難かったです。

で、室戸で、どこで寝ようかと寝場所を探し、たどり着いたのがここ。
バスの停留所。30年以上前の記憶なので、今のバス停は建て替えられたものか当時のままのものなのかは、定かではない。が。間違いなく、この、元のバス停で寝ました。

全部で10泊か11泊か、忘れましたがそれくらい。
あの、行き当たりばったりの優雅な時間。携帯電話ももちろん無い時代で、家にも電話せず、突然帰り着いたのでビックリされました。今となっては考えられない、ただ、時間だけはどっさりあった時代。
そんな優雅で輝いた時代を、このバス停を見るたびに思い出してしまうのでありました。元のバス停留所。


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