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純喫茶ナチス〔3661〕2013/04/24

純喫茶ナチス

2013年4月24日(水)時化

夜中から時化模様の高知県地方。今も、風雨が強く、春の嵐。
さて。昨日、昔の観光案内パンフレットを見よりましたら、なかなか面白いので、今日もひとつご紹介しましょう。昭和12年発行の、関西交通遊覧案内地図。その広告がなかなか興味深い。

まず目を引くのが、純喫茶ナチス。今考えるとすごい名前の純喫茶。明朗高知を代表する純喫茶やそうです。
昭和12年というと、二・二六事件の翌年で、上海事変の勃発した年。どんどんとキナ臭くなりよった時代。
世間が右傾化、軍国化していったのは、軍部が暴走したのでもなんでもなく、世の中の「空気」が圧倒的な勢いでそちらになだれ込んでいった、というのが、歴史の事実。これは、少し、ちゃんと、歴史を学んだらわかること。勇ましい言動がもてはやされ、ちょっとでも反対のことを言うと、それでも日本人かとなじられる世相。それが国益を損なうんだ、と。結局、国益を損のうたのは、そんな勇ましい連中やったがですけんどね。当時のヒトたちでも、日清日露を経験した歴戦の元軍人より、勇ましく耳触りの良い言動をはく若いヒトの言動がもてはやされた世相。そして、あの破局の戦争へと突入していきました。軍部がひきずりこんだ訳ではなく、マスコミも含んだ圧倒的な民衆の空気が、そうせざるを得ない雰囲気にさせた訳ですね。

この、ナチスという純喫茶の名前を見ると、その辺の大衆の空気がよくわかります。ドイツに遅れるな!という空気。
ちょっとした情報とか偏った情報、耳障りの良い歴史だけを耳にして、歴史を知ったようなつもりになっちゅうがが一番危険でしょうね。

それはさておき。
その左上に「美人座」。おう。馴染みのある名前、美人座ですが、我々の知っちゅう美人座とこの美人座は、違うものでしょうねえ。数十年の隔たりがあります。キャバレー美人座支店 大衆食堂、というのもなかなか。

その左の長尾鶏煎餅、どんな煎餅か気になります。文化名物と書いちゃありますき、文化的な名物ながでしょう。
ナチスの右には帆傘煎餅。浦戸湾に帆傘をたてた小舟で遊びに出るがが、当時の娯楽の王様でした。その小舟でニロギを釣ったりする遊び。シーズンには、夥しい帆傘の舟が浦戸湾を埋め尽くしたと言います。そんな帆傘を煎餅に仕立てたらどんながになるがでしょうか。たぶん、丸く、黒く丸い模様が描かれちょったがでしょう。

キャバレー美人座、帆傘煎餅にはさまれて純喫茶ナチス。そんな時代でした。


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