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後免町、諸役御免の具体的内容〔3410〕2012/08/16

後免町、諸役御免の具体的内容

2012年8月16日(木)降ったり照ったり

昨夜、走って帰っちょったので、今朝は自転車で出勤。4時〜5時くらいは、結構降りました。この季節、雨が降ったちTシャツ短パンでそのまま濡れていけるので便利。雨が身体を洗い、涼しゅうて心地良うございました。

今朝のルートは電車通り東進コース。電車通りをずうっと東へ来まして、南国市篠原界隈から舟入川沿いに北に逸れ、後免の町を抜けて走ります。
最近、このルートで目を引くのがここ。日吉神社。
左手の向こうに見える灯りは、後免の商店街。あの灯りの手前を左に曲がるとJR後免駅へ。

この日吉神社の本殿に、立派な立派なガラス張りの覆いがつくられちゅうがです。まるでヨーロッパのお屋敷にある温室みたい。内部にオレンジ色の照明が灯されちゅうので、なかなかに美しい。雨の中、幻想的に浮き上がっちょりました。日吉神社は、後免町の産土神ですき、大切にされゆうことがわかります。

以前には日吉山王権現さんとも呼ばれたこのお宮さん、ここに後免の町が建設される以前から、産土神として鎮座ましましてきたにかありません。
後免は、元々、稲吉村と称された、静かな農村。古い古い農村。そこを、野中兼山さんが開発します。野中兼山さん、灌漑事業などのインフラ整備と農業振興にこじゃんと業績をあげちょりますが、それだけではない。ここでやったのは商業振興。トータルで考えた大規模な「産業振興計画」の一環。アクションプラン。

ここ稲吉村を、諸役御免の地としたのはご承知の通り。具体的に申しましょう。皆山集に収録された「御免町根元書」参照。ここの新町に出てきた商人は、一人当たり二十五代の居屋敷を永代無年貢で与えられました。江戸時代の土佐藩では、独自の面積表記法が使われちょりまして、一代は六歩。つまり6坪くらい。ですきに25代と言いますと150坪。なかなかの土地ではありませんか。それを、無税で貰えた訳です。その上、諸売買には課税しない。百姓並みの夫役も免除。味噌や麹の製造も、少しなら、無税でやってかまん、などなど。すごい。
今、島根や鳥取など、工場誘致で税金や電気料などのビックリするような優遇措置をとりよりますが、その比ぢゃあないですね、こりゃ。やることが徹底しちゅうのが、野中兼山さんの政治の特徴。

これによって、稲吉村は栄え、御免町となり、元禄の頃に後面町となり、今では後免。その間、ずうっと、この町が栄えるのを見つめ、守ってきたのがこの日吉神社さん。

拝殿の方にまわってみましたら、正面の鈴の真下で、おんちゃんが一人、寝よりました。雨に濡れませんきんね、あそこは。


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