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命山計画をO村先生に話してきました〔3370〕2012/07/07

命山計画をO村先生に話してきました

2012年7月7日(土)早朝雨、その後晴れ

夜の間に雨が振り、日中は晴れるという理想的な展開。今晩、織姫と彦星は無事逢えそうです。

昨日、高知海軍航空隊のことを書きました。そこでもちょっとだけ触れましたが、今日は命山について書きます。

と、申しますのも、昨日、高知大学理学部の、地震研究であまりにも有名で、講演に引っ張りだこのO村先生の研究室に行きまして、そのことについて話してきたきです。研究室には夥しい地震関係の資料があります。須崎で採取してきた地層の筒は、数千年前からの地震の様子を伝えてくれます。O村先生は、地層等を調査することによって、5000年くらい前までの地震の規模、被害状況がかなりわかってくる、とおっしゃいます。有史時代になると、そういった地層調査と文献調査を組み合わせることも大切であると。

これから起る地震について正確な予想をたてることは誰にもできない。しかし、過去、どんな規模の津波がどこまでやって来たかは、調べればわかる。それによって、規模を想定し、対策を考え、実行することは、非常に大切である、というのが先生の持論。

で、何度もこのにっこりひまわりで書いてきた命山計画、人工高台の計画については、先生も、その通りだ、とおっしゃって下さいました。今、避難タワーとかの建築計画が各地で進みよりますが、あの東北の状況を見ると、安全で効果的なのは人工高台である、という結論。

実際に、宮城県で、楽天イーグルスの練習グランドの近くに、避難場所を兼ねた人工の高台があり、その上に逃げた方々が助かったそうです。そこは、14mの津波が襲うてきております。しかしその土盛りは、流されもせずに残りました。先生は、その場所へ出向いて調査されており、その時の写真も見せて頂きました。
頂上の少し下まで津波がやってきた跡が残りますが、頂上部分は無傷。まさしく「命山」であったそうです。

あと、大切なのは普段の景観、使われ方と費用対効果。巨大な堤防、避難タワー、地下シェルターなどなど、様々な防災対策は考えられるが、同じお金をかけるのであれば、効果が高いやり方に集中すべきである、とおっしゃいます。そのやり方の中に人工高台もあると。

これから、海岸の福祉施設や、集落を中心に、高台移転の話が具体的に進んでくると考えられます。現在の法律では地区全員の合意が条件になっておりますが、法律を改正することも視野に、考えていかんといかん、とされます。
高台を造成する際に排出される土砂を利用し、必要な場所に人工高台「命山」をつくる。それも考え方のひとつだとおっしゃいました。もちろん震災ガレキの利用も選択肢のひとつ。

それから、防災対策を過去に学ぶ例のひとつとして興味深い話をしました。
津波が襲うてきた地区の山を見ると、ある高さから下は若い樹しかないが、そこから上は樹齢何百年もの立派な樹木があると。それを見れば、津波の規模が予想できると。これは、ひまわり太郎も、ここ、上岡八幡宮の大きなクロガネモチの樹を見て、そんなことを考えよりました。この参道入り口の見事なクロガエモチは、樹齢はどれくらいでしょう。少なくとも、安政南海地震の際にはもう存在したと思われます。宝永南海地震の頃は、まだなかったかも知れません。

これを見ても、安政南海地震津波は、この樹がたつ、河岸段丘の上までは来んかったことが推測できます。

そんな色んな話を、先生が淹れてくださいました抹茶(お薄)をおいしく頂きながら聴いてきました。そして、頑張って、命山の主張をつづけていって欲しいと言われ、元気づけられた、有意義な高知大学朝倉キャンパスの午後でありました。


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