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知っとく健康コラム

「秘蔵版」ひまわり乳業使用生乳の生産地2003/12/29

ひまわり太郎がよく受ける質問に、「ひまわり乳業の使用している生乳は、どこの牛から搾られたものですか?」というのがあります。これ、意外と知られてないんですよね。高知で乳牛の姿をあまり見たことがないので、どこか遠くから運んできていると思っている方も多いみたいです。答えを申しましょう。

9割以上は、高知県産の生乳を使用しています。

つまり、ひまわり乳業が製造している牛乳のほとんどは、高知県内で飼育されている乳牛から搾った生乳が使われているんですね。これが、地元企業であるひまわり乳業の大きな特徴です。

高知県内で生産される生乳のおよそ半分は、ひまわり乳業が使用して製品に仕上げ、高知県内外に出荷しているんです。

それだけの生乳を生産する乳牛は、いったいどこで飼われているんでしょう?それでは、地区別に、ひまわり乳業が使用している生乳の量と特徴を見て行きましょう!

県東部

ここでは、ひまわり乳業の使用する生乳の、約10%を生産していただいております。田野町の大野台地や安田町の栄峰(えいほう)、それに安芸市の酪農家の皆さんにお世話になっています。

田野町には、非遺伝子組替えで、ポストハーベストフリーの飼料にこだわった、安全で安心できる生乳を生産している安岡さんと坂本さんという酪農さんがいらっしゃいます。その生乳は、ひまわり「まごころ牛乳」として販売しています。

県中央部~北部

皆さんご存知ないと思いますが、この地区が、高知県の酪農の中心であり、多くの酪農さんがいろんなところで牛を飼っています。特に、野市町~土佐山田町~南国市にひろがる香長平野は、酪農が大変盛んな地区で、ひまわり乳業が使用する生乳の28%は、ここで生産されています。

南国市の斉藤牧場さんは、山地酪農(やまちらくのう)の先駆者として全国的にも有名な方で、一年中昼夜を問わず放牧し、牛舎へ帰るのは搾乳の時だけ、という徹底した自然飼育で元気な牛を育てています。最近注目を集め、講演で全国を飛び回っていらっしゃいます。

土佐山田町の雪ヶ峰牧場さんは、100hrという広大な山にジャージー種という濃い乳を生産する牛を放ち、同じく山地酪農方式でのびのびと飼育しています。この牧場からは香長平野が一望に見渡せ、日本ではないような景観がすばらしいところです。

県中西部

伊野町~日高村~土佐市~須崎市のエリアでも、ひまわり乳業使用生乳の約13%を生産していただいております。少し山に入ったところで飼育されている場合が多いので、皆さんあまり気づかないと思いますが、伝統的に酪農が盛んな地域です。

伊野町神谷では、フリーストール方式を導入した大規模な酪農経営が行われており、質の高い生乳が生産されています。

窪川町からもひまわり乳業使用生乳の6%が入荷しています。ここも酪農の盛んなところとして有名ですね。

県西部

県西部、幡多地域は、ひまわり乳業の集乳基盤といっても過言ではない地域で、中村市~宿毛市~大月町で、ひまわり乳業使用生乳の、なんと30%近くを生産していただいています。そのため、ひまわり乳業は、中村市にも牛乳の工場を建設し、幡多地域の生産の拠点として、また、県西部の酪農振興の拠点として位置づけ、稼動させています。

大月町には大規模な酪農団地があり、県中部の斉藤さんと同じような「山地酪農」方式で、元気な牛を飼育しています。

その他

「9割以上が高知県内」と書きましたが、残りの1割弱はどこの原乳を使っているんでしょうか。気になりますね。お隣の愛媛県、中予酪農組合さんから約5%、九州の宮崎県の酪農組合さんから約4%の生乳を仕入れ、使用しています。


最近、食品の生産履歴、原材料の履歴や素性がわかるようにしよう、という食品「トレーサビリティ」の問題が注目されるようになりました。ひまわり乳業のような地場に密着した食品工場では、生乳の仕入れ先が上記のように決まっており、その他の地域からの原乳を使用することは決してありません。 大企業になりますと、北海道から九州まで、様々な地域の原乳を広域で流通させ、また、大きなタンクローリーやタンクへ多くの生産者の生乳を混ぜ込むので、原材料の生産地域の限定が非常に難しいと言われています。

「この商品はどこの生乳を使用したのか」、ということがすぐにわかるのは、地域に密着した地場の企業ならではの特徴であり、また、原材料の素性をはっきりさせるのは、我々地域に生まれ、地域に育てて頂いた会社の務めだと心得ています。

地域の生産物を地域の皆様にご利用いただく、という「地産地消」の考え方は、安心できる、安全で豊かな食生活の実現にとって欠かせないのもであると考え、これからも、高知の産品を、良い品質で高知の皆様にお届けしていきたいと思っております。

なにやら選挙演説みたいになってしまいましたが、今回は、「高知でも、なかなか酪農さんが頑張りゆうがぞね。」「地元のモンの方が安心して飲めるろがね。」というおはなしでした。

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